「ボビー」★★2つ


1968年、JFKの弟、ボビーが暗殺された現場(ホテル)に居合わせた人たちの運命を描いた映画。
俺がこれまで見たアメリカ映画に登場するケネディ(兄弟)は全て美化されすぎている。
ケネディ大統領当時、アメリカはベトナムへの軍事侵略を開始する一方、ソ連や中国に対しては「平和外交」をおこなうという、「各個撃破政策」をとっていた。
ベトナム侵略戦争枯葉剤を使用させたのも彼(兄)だ。


世界の民主主義や平和の大きな流れは彼ら兄弟が作ったのではなく、人々が作ったものだ。
その流れを無視できず、ベトナムで残虐極まることをしておきながら選挙などの演説で「平和」「人権」などの空文句を並べたてる人物を「英雄」として描こうとしても無理がある。


映画そのものも、ちょっと…。凝りすぎというかなんというか…。
終わって「ほんでどないしたんや」とつぶやいたのは俺だけじゃないはずだ。


俺のハンカチを濡らす映画、早く来い!




で、■英語■