インド−デリーの旅報告(6)デリーの初日。


夕方、目がさめると、部屋の中は蒸し風呂状態。
急いで服を着て外に飛び出す。
通りには人が多い。
夕方でもこの暑さ!


みんな私の顔が珍しいのか、じろじろ見られる。
スタンドの売店や、フルーツ売りのおばちゃんもたくさん。
ちなみに、日本のガイドブックには、
「水道水は飲まず、ミネラルウオーターを飲むようにしましょう」
「フルーツは自分で剥いて食べれば大丈夫です」とある。
もし、またこの時期、インドに行く機会があるのなら、冷蔵庫つきの部屋を借りてフルーツをたくさん食べたいな。


■これが正しいインド観光局


コンノートプレイス内にあるインド観光局。
私のホテルの近くなんだけど、周辺には同じような看板を掲げたところがたくさんあって、どれが本物かわからない。


ガイドブックとにらめっこしながら、なんとかたどり着く。
入ろうとしたら、ネクタイをした愛想のいいハゲ頭のインド人が声をかけてきた。
「タージを見たいのかい?それともデリー見物かい?私はここ(インド観光局)の副責任者だ」
怪しいな〜と思って様子を伺うと、「疑ってるのか?ほれ、これが証明書だ」などと言って、頼みもしないのに証明カードみたいなのを俺に見せた。
こういうサギ師はもうたくさん。
俺はそのインド人を振り払い、インド観光局の建物の中に入った。
そのインド人は入ってこず、それ以降一切顔を見せなかった。


インド観光局で座って仕事をしているおっさんは愛想が悪い。
ムダ口を一切たたかない。
でも、その様(さま)が本物らしかった。


アグラカントまでの列車予約ができなかったので、バス便があるかもと尋ねてみた。


「明日はちょうどツアーがある日だからそれに乗ればいい。朝食付きでRs950だ。ただし施設入場料(RS1100)とランチ料金は別。エアコン付きバスだ」
これはたしか「歩き方」に紹介されていたツアーだ。
すかさず予約。
明朝7時に集合を告げられた。


■初日の夜ごはん――マハラジャバーガーセット
初日の夜ごはんは……マクドナルドで済ませた。。。
暗い酒場のようなのは無数にあるんだけど、どこも恐くて。どこにいてもジロジロ見られるし。
で、「マハラジャバーガーセット」をパクついて、今日のところはすぐに宿舎に戻りました。

初日やっと終わり。ふ〜っ。

【つづく】